自然の力が水を浄化する

川や水路には自ら水質をきれいにする「自浄作用」というはたらきを持っています。
少ししか汚れが出なかった時には、自然はすぐにそのはたらきで水をいつもきれいにしてきました。
しかし、人が汚れた水をたくさん出すようになって、川の自浄作用を上回るようになると、都市部を中心に川が汚れるようになってしまいました。

川の自浄作用のしくみ

川の自浄作用には、主に「接触沈殿」「吸着」「酸化分解」の3つの段階があります。
自然のすぐれた浄化作用を取り入れた浄化施設も建設されるようになりました。

川の自浄作用の3つのステップ

「接触沈殿」

川の中の礫(れき)のすきまを水が通るとき、水中に浮いている汚れが礫にふれて沈殿します。

「吸着」

水中の汚れと礫(れき)は、電気の+と-の関係があり、礫はその粘りで汚れを吸い寄せます。

「酸化分解」

礫(れき)の表面の生物は、汚れをエサとして食べ、最後には水と炭酸ガスにまで分解します

お問い合わせ先
群馬日化サービス株式会社 0276-31-6290

(出典:環境省ホームページ 浄化槽のひみつ
https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/himitsu/onepoint/03.html