浄化槽の維持管理が大切だといわれますが、何故でしょうか。

浄化槽に入ってくる生活排水をきれいに浄化するために働いているのは微生物ですから、
微生物にうまく働いてもらうためには浄化槽の使い方や管理がとても大切です。

浄化槽の維持管理は保守点検、清掃、検査ということになりますが、
このいずれか一つでも適正に行われなければ、浄化槽の性能を100%発揮することはできません。

浄化槽の保守点検は浄化槽の正常な機能を維持するため、浄化槽の点検、調整又はこれらに伴う修理をする作業です。
浄化槽の清掃は浄化槽の運転に伴って必然的に発生する汚泥、スカム等を槽外に引き出し、
その引き出し後の槽内の汚泥等を調整し、その際、これらの作業に伴う単位装置や付属機器類の洗浄、清掃等を行う作業です。

浄化槽を浄化槽管理者が自ら維持管理するうえで、専門的・技術的に難しいことも多いので、
専門業者(保守点検は保守点検業者又は浄化槽管理士、清掃は清掃業者)に委託して行うことになります。

一方、浄化槽管理者に義務づけられている年1回の定期検査(11条検査)は、
浄化槽の保守点検や清掃などの維持管理が適正に行われているか否かを判断するもので、
維持管理の一環として大変重要な検査です。この検査は都道府県が指定した検査機関に忘れずに依頼してください。

お問い合わせ先
群馬日化サービス株式会社 0276-31-6290

(引用元:一般社団法人 全国浄化槽団体連合会
http://www.zenjohren.or.jp/index.html